【エンジニアが語る】現場でのトラブル体験談

プログラマーになって10年ほどになりますが、これまでにいくつかの現場を経験しました。
社内で請負で仕事をすることも多いですが、現場でも社内でも、仕事をする上で経験することに変わりはありません。

今回は、そんな現場での体験談の中から、現場でのトラブルに関する体験談を見ていこうと思います。

現場でのトラブル体験談①炎上

炎上、と聞くとまずは火事を思い浮かべるかもしれません。SNSをやっている人だと、発言に対して批判が集中するという意味で聞いたことがある人も多いと思います。
IT業界でいうところの炎上とは、予算や納期が間に合わなくなることで、そうなったプロジェクトのことを「炎上プロジェクト」と呼びます。

予算より、一般的に多いのは納期が間に合わない方でよく使われる炎上プロジェクト。
この炎上プロジェクトにぶつかると、納期を間に合わせるためにいろいろな策がとられます。赤字覚悟での人員投入や、徹夜残業の発生。そして、それまで携わっていなかった人間が途中からすぐに作業するということも厳しいため、どんどん遅れていく、という悪循環になっていきます。

新人で、入った現場がこの炎上プロジェクトになり、耐え切れずに最終的に辞めた同期がいるぐらい、炎上プロジェクトは過酷です。その同期は新人だったので、もちろんそこまで無茶な残業などは要求されませんでしたが、先輩たちの様子を見て、続けるのは厳しいと判断したとのことでした。

私自身が炎上プロジェクトに出会ったときは、入れ替わりで、空いている人員を昼間の仕事を終えてから夜に手伝いに来てもらったり、終電を通り越してタクシーで帰る日々が続いたりということもありました。

プログラマーがかっこいいというイメージを抱いている人も多いために、そのギャップについていけない人も多いようです。フリーランスでやっている場合は自由がききますので、楽にできる点も多いと思いますが、現場に入るとなるとそうもいきません。

では、なぜこのような炎上という状態になるのでしょうか。

プロジェクトにはもともと予算と納期が存在します。どれだけ余裕を見たとしても、まず予算の範囲内でやる必要性があります。そして、作ったものがすぐに動くことはなく何度もテストを売り返して修正を行います。さらには仕様に変更があったり、要素が積み重なっていきます。お客様の希望が第一ですので、どこまでそれをかなえるかのジャッジも必要になります。
そして、スケジュールを組みなおすのですが、あくまで予算というものがある以上、限界があります。そして、炎上プロジェクトになってしまうという結果ができるんですね。

出会うに越したことはない炎上プロジェクトですが、そういうことも多々ありうるということは念頭に置いておいた方がいいと思います。

現場でのトラブル体験談②データ消去

あまり思い出したくない体験ではありますが、プログラムの開発でよく使用するのがデータベースであり、それを操作するのがSQLというデータベース言語です。
MySQLやOracleなどいろいろな種類がありますが、そのSQL文を書き間違えて、マスタと呼ばれる基本のテーブルデータを1つ丸ごと消してしまったことがあります。

データを1行消したいときには、その行を条件として指定するのですが、その条件を付け忘れて、全データを消してしまうというミスです。幸い、直前ではないにしてもデータのバックアップがあったことで事なきを得ましたが、お客様やその消したデータの内容によっては、取り返しのつかないことになるミスです。

トラブル、というほどの騒ぎにはなりませんでしたが、二度としたくない体験の一つとして、気を付けるようにしています。

現場でのトラブル体験談③仕事がない

現場で仕事をする場合、時にはその案件が待ち状態になったり、あるいは細かい仕事をいくつかするようなこともあります。自社にいる場合は、手が空いているときに何か手伝えることがないか仕事を探すことができますが、現場だとなかなかそうもいきません。
仕様の確認やテストの確認などで、やれる作業がなく待ち状態が長くなってしまったりすることも多くあります。

そういう時に、いかに時間を有効的に使うかというのが、大事になります。

作業がないからと言って遊んでいたり休んだりするわけにもいきませんので、その時間を使って勉強をするなり他の仕事が探せるのであれば声かけをして探すことになります。

現場によっては、自由にインターネットが許可されていない場合などもありますので、ネットでいろいろ調べて時間をつぶすということができない場合もありますので注意が必要です。
試験勉強などをするのが一番効率がいい時間の使い方かもしれませんね。

現場でのトラブル体験談④セキュリティ問題

これは私ではなく、実際にほかの人であった体験談です。

自分の担当分が終わらずに仕事を自宅に持ち帰って作業をしようとしたエンジニアがいました。

情報漏洩などで世間がにぎわっていますが、セキュリティ面を含め、これは基本的にはしてはいけないことです。あくまで作業は現場で行うものであり、受託などで自宅での作業が認められている場合を除いて、やってはいけないことです。

会社を巻き込んでの大騒ぎになり、当然その人は現場を離れることになりました。
納期を守ることも大事ですが、そのために決められたルールを守らないのはもっと問題だというトラブル体験です。

大手企業の情報漏洩などもよく流れてきますが、情報の管理などはとても厳しく見られます。スマホをロッカーに入れて持込出来ない現場などもおおくありますので、セキュリティについては常に気をつけるようにしておきましょう

まとめ:トラブルはどこでも起こりうる

私自身が体験したり聞いたりしたトラブルをいくつか挙げてみました。
このほかにも、現場に出るということは、新しい人間関係の中に入ることになりますので、対人関係をうまく築けないと、トラブルになりやすいともいえます。私はこのパターンはなかったので除外しますが。

IT業界はかっこいいだけの職場ではなく、トラブルや大変なことも多い職業なのだということを少しでもわかってもらえればと思います。